あなたの弟子で、あなたの友であるために
そのとき、イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。
今日の福音(ヨハネ8.31-42)にはこのように書かれています。これは「御自分を信じたユダヤ人たち」への言葉です。律法学者やファリサイ派の人々との議論ではありません。「本当に」という言葉には、今でも信じている人々への「さらに」という一押しを感じます。
イエスの言葉とはひたすら「愛」です。イエスの言葉にとどまるということは、心に愛を抱き、愛を実践して生きるということです。
イエスの弟子、イエスの友として生きる、イエスを神の子、救い主であると信じることと、自分が愛に生きることは決して分けられないのです。師の唯一の教えを無視して、どうして弟子だと名乗れるでしょうか。友の命をかけた願いを聞かずして、どうしてその人の友だと名乗れるでしょうか。
師であり友である方のために、自分の人生をかけて、愛を実践していきたいものです。私たちのために、命を投げ出してくださった方のために。