苦しみの真ん中でも

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    神は正義と公平を愛し、いつくしみは地に満ちている。

     今日の詩編(詩編33.4+5,14+15)ではこのように歌われています。しかし、「そんなことはない。地に満ちているのは苦しみや悲しみだ」と思う人は決して少なくないでしょう。

     実際、この地上には多くの苦しみ、悲しみ、痛みがあります。怒りも憎しみも、不正も絶望も耐えることがありません。そんな世界の中にさえも、神のいつくしみは満ちあふれているのだと、この歌は私たちに告げているのではないでしょうか。

     決して楽園ではないこの地上にも、罪を犯さずには生きていけない私たちの中にも、神の愛、神のいつくしみは満ちている。それを信じることこそ、神を信じるということではないでしょうか。ありのままの自分で、この世界の中にある神の愛に出会い、それを喜んで生きる。それはどんな「清らかさ」よりも尊いのではないでしょうか。

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