照らし合うことで
エルサレムよ、起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。
今日の詩編(イザヤ60.1-6)はこのように歌われます。神の光がエルサレムを照らすから、その光を反射してエルサレムも輝く、ということでしょう。
人は自ら光を放つことはできませんが、神の光を受けて輝くことはできます。もちろん、神の光とは愛です。神に愛されることによって、私たちもまた、愛することができるようになるのです。
神の愛は、神と自分との一対一の関係でのみ示されるのではありません。むしろ、人と人の交わりを通じて、交わりの中に神の愛を見いだすことの方が多いでしょう。
私たちは神から、そして他者から愛されることによって愛に輝くことができます。そして、誰かを愛することによって、その人を輝かせることもできます。
地上に降り注ぐ神の愛は、それを受け取った私たちが互いを照らし合うことによって、一層輝きを増すのです。
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