違うこと、同じなこと
ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」イエスは言われた。「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡を行い、そのすぐ後で、わたしの悪口は言えまい。わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。」
今日の福音(マルコ9.38-40)にはこのように書かれています。イエスは「わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方」と仰います。しかしヨハネは「わたしたちと同じでない者は、わたしたちの敵」と見なしたのでしょう。
全く関係のない相手のことは、敵視すらしないかもしれません。しかし、ヨハネが出会った人は、イエスの名を使って悪霊を追い出していました。つまり、自分たちと共通点があります。にもかかわらず自分たちに従わない。ヨハネの怒りの原因はここにあるのだと思います。
私たちにも同じことが言えます。深刻な分裂、対立は、同じ共同体の中や、同じ宗教の違う宗派間(例えば、カトリックとプロテスタント)でこそ起こりやすいものです。
自分と同じ人は誰一人いません。人は皆、違った存在として神に作られています。違っていることに怒りを抱くのではなく、違いを恵みと受け止め、違いの中で一致を見出していくことを喜びながら生きていきたいものです。
- 2018.05.23 Wednesday
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- 08:54
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- by U.Z
