後でも先でも道はある

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    「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」

     今日の福音(マルコ10.28-31)で、イエスは弟子たちに言います。これは、この世の富や地位が、神の国では意味をなさないことを述べたものです。おごり高ぶらず、へりくだる人を、神は「良し」とされるとも言えるでしょう。

     しかしイエスは、「先にいる者が後になる」とは言っていますが、「滅びる」「地獄へ行く」とは言っていません。順番の話しかしていないのです。

     神は、一部の選ばれた人間だけを救う方ではありません。全ての人を等しく、救いの道に招いています。しかし、その招きに気づくタイミング、応えるタイミングが人によって違うのです。

     迷うことなく神の招きに応える人もいるでしょう。さんざん回り道をした後で招きに気づく人もいるでしょう。それでも、全ての人は神に招かれている。それを信じることは、「誰が先で誰が後か」を考えるより、はるかに大切なことではないでしょうか。

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