いつも心を開く

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     今日の福音(マルコ6.1-6)で、イエスは故郷に帰り、会堂で教えを説きます。しかし、他の町や村で教える場合とは違い、人々はイエスの話を受け入れません。当たり前ですが、故郷の人々は、イエスのことを子どもの頃から知っています。大工として働いていたことも知っています。彼らにとってイエスは、いつまでたっても「隣の家の男の子」であり、「気のいい大工のお兄さん」だったのでしょう。だから、イエスが人々に教えるということ自体が、全くピンとこないのです。

     もちろん、イエスが教える内容が違っているわけではありません。故郷だろうが他の町だろうが、イエスは同じことを語っていたはずです。問題は聴衆の側にあります。先入観によって、耳と心が閉ざされているのです。

     私たちの心はどうでしょうか。先入観に囚われたり、人を見下したりすることによって、真実を見失ってはいないでしょうか。光に背を向けてはいないでしょうか。愛から遠ざかってはいないでしょうか。私たちがあなどり、さげすんでいる人の言葉の中にこそ、愛が輝いているのかもしれないのです。

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